プロローグ
あなたの人生で、これから先に起こる未知の難題に対する全てのヒントは、すでにどこかの誰かが本に書いてくれている。
第1章 ―本さえ読めば、どんな時代になっても知恵で生き抜いていける―
●本を読むから時間に余裕ができる
みんなが忙しくしていて、やたらに労働時間が長い会社は倒産一直線に向かっている
ピークを過ぎたら、後は坂道を転がり落ちるだけ
→ 人も同じ。いつまでも忙しい人に長期的なお金持ちは1人もいない
→ ゆったりと好きなだけ読書を出来るような時間のある人に、良い知恵が授かり、ドッとお金も流れこんでくる
×…「忙しくて○○できない」という口癖の人には要注意
お金持ちを目指すよりも、時間持ちを目指す。
読書をする時間持ちは、お金持ちにもなりやすい
●いつも読んでいる人に面白い本が当たる
沢山、本を読んでいる人や映画を見ている人は、「最近面白いのがない」とは決して言わない
量をこなさずに質だけを手軽に求めていては、人生を十分に味わうことが出来ない
まずは圧倒的な量をこなしてから、質にたどり着ける
質にたどり着いたら、更に量を増やす
●残業より読書をしたほうが給料は増える
知識…断片的なもの。知識それ自体がお金になることはない
知恵…知識×知識。複数の知識の組み合わせで、別の新しい物事の見方を生み出すこと。
読書家に貧乏人がいないことだけは確か
貧しい時にこそ、本を買って知恵への投資をするべき
●読書をしてから実践すると、成功率が桁外れに高まる
実績を上げた人の内側にあるものを全て公開した本が売れている
読書しない実戦は時間の無駄
読書を軽くみる人はスタートラインにも立っていない
●エグゼクティブはベストセラーを読んでいる
●素晴らしい小説は、素晴らしいビジネス書
≒ 素晴らしいビジネス書は、素晴らしい小説
●本を読むスピードは気にしない
→ 本を読んでればOK
●おすすめ本は自分にしか見つけられない
あなたと本との出会いは、どんなに遠回りをしたとしても、全てベストタイミング
成長して、受け入れ体制が整ってからでなければ、巡り合えないようになっている
自分の運命の本は、自分と全く同じ人生を歩んできた人にしか分からない
→ 運命の本を他人に求めるほど、勿体無いことはない
第2章 ―本が背中を押してくれる行動力―
●デキる人は文庫化までの時間を買っている
文庫本のほうが安いから出版されるまで待つというのは言語道断
人間の好奇心や吸収力にも旬がある
デキる人は文庫化までの時間と旬のチャンスを買っている。
●買って家に帰る前にカフェで読む
読んでいる最中にいても立ってもいられなくなるくらいに面白い本を読む
ページをめくる手が震えて、心拍数が急上昇する本を読むこと!
読書=あなたにとって面白い本を読むこと。(隠れてでもこっそりと読みたくなるような本)
飛んでいる途中に眠くなった来たら、嘘の読書
徹夜明けなのに目が冴えるのが正しい読書
読んでいる途中で実践したくなるのが、運命の本
立ち読み段階で鼓動が高ぶってきたら合格ライン
●本を読んでいると左右対称の顔になる
幸せそうな顔をしている人には自然と人もお金も集まってくる
読書しながら様々な知恵を吸収し、想像力を膨らましていくと、左右の脳がバランスよく鍛えられていく
美男美女は左右対称の顔をしている
●本を読んでいる人は応援されやすくなる
本を読むと謙虚になる
謙虚…納得する力のこと
自分から「納得しよう」という姿勢で人の話を聞く人は納得させてもらえる
その謙虚な姿勢に対して、周囲は応援してくれる
人生から「納得出来ない」をいかに減らすかが、大人の読書
読書をして謙虚になれば、納得できるはず?
●本を読んでいる人はタフになる
精神に言葉の力は欠かせない
どん底から這い上がるには最初にコミュニケーションから始まる
言葉を交しているうちに、人は笑顔になる
笑顔になると脳がリラックスして知恵が生まれる
まずはたくさんの言葉のシャワーを浴びよう
言葉によってしか、人はタフになれない
●本をプレゼントすると、本の内容がより記憶に残る
人が最も記憶に残るのは別れ際
本はどんどんプレゼントして手離そう
その際にあなたはその本から最も多くを吸収している
●デキる人の本棚には初版が多い
多くの成功者…とてつもない好奇心の塊
売れた理由としての良いところ探しに終始する
ベストセラーは読まなくても買う価値がある
プロは内容以外の全てからも気づきを得る
●棚差しの地味な本こそあなたの運命の本
本好きかどうかは、店差しに入る滞在時間と、背表紙を見る眼光でわかる
棚差しで日に焼けた本を一度立ち読みしてみよう
世界中で誰も知らない自分だけの運命の本に出会える可能性がある
●2回立ち読みした本は買っておいて間違いはない
成功していくためには、目の前の小さな決断から変えていくこと
2回以上立ち読みした本が、あなたの運命の本
人生を好転させていきたいのであれば、本命から無意識のうちに逃げてはいけない
いつも第一志望に対しては貪欲であれ
幸せになる第一歩は自分に正直になること
他人に嘘をついても、自分に嘘をついてはいけない
2回立ち読みした本を買うのは、自分に正直になること
●あなたの本棚はあなたの将来の鏡
人は、自分の本棚に並んでいる本のような人間になるようにできている
本棚の本…あなたが買うと決めた決断の集大成
奥行きのある本棚…手前側には自分の建前、奥側には本音が隠れている
→ それらから、自分のやりたいことや未来が浮き彫りになってくる
自分のミッション(使命)は何なのか?
自分がこれから目指すべき未知は何なのか?
自分はこれから何を通して人の役に立っていけば幸せになれるのか?
自己分析=本棚分析
本音と建前の間にミッションがある
第3章 ―本が教えてくれる本当の「コミュニケーション力」―
●本を借りて読む人は、自分も一生使われて終わる
将来、人の上に立ちたかったら、本は必ず自腹で買って読むこと
お金を払わない人は傲慢になって学ぶことが出来ない → 結局損をするのは自分
お金を払うことによって、知恵に対する敬意が芽生えてくる
借りて読む人は人に使われる人生で終わる
自腹で買って読む人は、人の上に立つ人になっている
●今読んでいる本の話を会った人にする
自分が本当に心底面白いと思った本について話す
→ 無理に性格な内容を伝えるのではなく、面白かった空気を面白そうに伝える
→ → 人に伝えようとすることによって、自分の頭の中が整理されて急速に知的になる
→ → あなたの話に興味を示す読書好きの人たちが周りに集まり、読書をしない後ろ向きの人たちはあなたから去っていく
(居心地が悪いと感じるため)
その結果、人脈が完全に入れ替わる。
→ 読書好きの人は向上心が強い。
→ 社会的にも経済的にも成功している人が多い
今、読んでいる本の話を、今日出逢う人にしてみよう
1年後、人脈は倍増している
●本をプレゼントされら、24時間以内にお礼状を出す
本をプレゼントしてくれるのは、大抵が成功している人
プレゼントされた本をきっかけに、友だちになれる人となれない人に分かれる
本をプレゼントする人は、人間味溢れる人が多い
翌日、お礼ハガキが届けられたら、狂喜されること間違い無し
●本を読むと、付き合う人が一変する
読書をし続けると、最初に変わるのは普段付き合う人
読書をする人としない人では、話が噛み合わなくなってくる
読書をしないグループ…話題が大抵、ネガティブな噂話
読書をする人たち…ポジティブで前向きな話が中心
地球上には2通りの人間しか棲息していない
→ 読書をする人間と、読書をしない人間
●仲良くなりたい人のおすすめ本は積極的に読む
読書の大前提…好きな本を好きなだけ、好きな時に読む
×…気乗りしない本を押し付けられながらいやいや読む
勧められた本を読んだほうがいいのは、勧めてくれた相手があなたの好きな人の場合だけ
読んだほうがいいかどうか迷う場合は、迷わず読むのを止める
→ 迷っている時点で好きではない。気乗りしない本は読むな!
→ 考えなくても好きだというのが、本当に好きだということ
好きな人と同じ本を読むことほど楽しいことはない
大好きな人が読んでいる本を制覇する
大好きな人が本を読んでいる時の表情を真似しながら
●1人の時こそ絶好の読書チャンス
落ち込んだ時、上手くいかない時、孤立無援の時こそ、深く本を味わうことが出来る
あらゆる本は複雑な人間関係の悩み事を紐解いていくために存在する
明確な悩み事が有れば、既に精度の高い地図を手にしているようなもの
→ 必然的に運命の言葉に出会う確率も高くなる
本には世界中の人類の英知が全て盛り込まれている
人間関係の悩みは、読書にとってこの上ない贅沢なチャンス
悩み事が多い人はたくさん読書できる幸運の持ち主
●買った場面が思い出せない本は、整理してもいい
買ったお店や店員さんの表情まで記憶にあるのであれば、その本はまだ整理するべきではない
→ 思い入れがあるから
→ 学ぶ姿勢がまだ残っているということ
本との出会いは恋人と同じ
本との別れも恋人と同じ
●本を読むというのは自分とのコミュニケーション
本を読む行為…コミュニケーションのトレーニングをしている
①著者とのコミュニケーション
②自分自身とのコミュニケーション
本を読んでいて琴線に触れる部分…過去に経験がある事柄である
→ 自分の経験に結びつけることが出来ないことは、琴線に触れることはない
→ 辛い人生を送ってきた人ほど、沢山の琴線に触れることが出来る
そもそも読書はエロチックなもの
脳みそで愛を確認しあっている行為だから
●音読をしてみると新しい自分に出会える
自分で自分の声を聞いていると、まるで自分の声ではないような錯覚に陥る
次第に、意識してかっこいい声の出し方を練習してみる?
姿勢が重要
元気がなくなったら音読しよう
背筋を伸ばして音読すると生まれ変わる
●苦手な本を読むことは、苦手な人と付き合うための予習
”いかにして食わず嫌いをゼロにしていくか”が、人生の意義
膨大な料の読書をすると、食わず嫌いだった分野の本が急にすっと頭に入ってくることがある
コツは我慢せずに淡々とこなしていくこと
大好きな本に出会うのも幸せ
食わず嫌いだった本の中に大好きを見つけるのも幸せ
第4章 ―本が伸ばしてくれる効率的な「勉強力」―
●新聞だけに頼らず、週に1度は書店で世の中をつかむ
リアルな書店ではリアルでアシカ味わえない生きた情報を得ることが出来る
膨大な1次情報に直接触れることが出来る
陳列を眺めておくだけでも、世の中の流れを生で感じることができる
よく練られた知識や知恵が溢れかえっている
週に一度、書店のベストセラーコーナーを眺める
”これから”を知るヒントが満載
●文字量の少ない本を味わいながら読む
コンサルタントの仕事は、書類を書く量が半端ではない
→ 分厚い企画書に面白い企画は1つもない という結論に至った。
面白い企画は、いつも薄い企画書にあった
分厚さ=自己満足、自信の無さの裏返し
文字量が少ないほど、内容が濃い
童話や詩集で天才の頭脳にじっくり触れる
●最も効率的な読書力の付け方
自分にとっての良書を見極めるには、圧倒的多数の本を読む意外に方法はない
自分が気になった本を片端から読み続けていると、良書を選別する目利きが発達してくる
自分に必要な本が平積みされているとは限らない
棚に1冊だけ差し込んである本が、やたらと気になってしかたがないというレベルに達するようになって、ようやく1人前
ベストセラーより、しばらく売れていない棚差し1冊
運命の本は、きっとそこにある
●好き・嫌い・初めての著者 3冊でテーマを深堀り
社会人になってからの遅刻は永久追放レベル
限られた時間内に良質のインプットをするコツ
→ その分野で自分が読みやすいと感じたものを3冊だけ買う
→ 好きな著者、嫌いな著者、初めての著者
できるだけ薄くて文字数が少ないものが良い
→ 要点がつかみやすい
●インプットの質は必ず量の上に成り立つ
質の高い読書をしている人…圧倒的な量の読書をしている
井上ひさし、渡部昇一…蔵書数は15万冊以上?!
量と質は比例するもの
良書か否かは膨大な量の本を読まなければわからない
世界には膨大な量の本がある
日本だけでも年間7万冊以上の新刊が出続ける
→ 自分にとっての良書も無限に存在する
たくさん読むことと繰り返し読むことは矛盾しない
繰り返し読んでいる人は、例外なく沢山読んでいる
●本から学べなければ何からも学べない
本と人の両方から学べる人 / 両方からとも学べない人
→ 実は本と人は同じ
→ 本…人が書いたもの。その人の分身
※ある人に会って話をしたい場合
その人が出している本や、発信しているブログをすべて読んでからあった場合と、
何も読まずに会った場合とでは、学べる質と量が1万倍違ってくる。
→ 量100倍×質100倍
本を読まずに会ってしまったら、挨拶等の社交辞令をかわして、今後の人生においてはその他大勢の1ファンとして数えられて終わり。
下ごしらえ無しで人と会う ≒ 相手から膨大な時間泥棒をしている
大好きな人の本をすべて読んでいたら、きっと出会う時がやってくる
→ その時、チャンスを掴むための超具体的な質問を用意しておこう!
会いたい人が本を出していたらチャンス!
全巻読破で、会った時に良い質問ができる
●乱読しても睡眠中に整理されて染みこむ
情報が日々の睡眠中に整理整頓されると、最終的には知恵になる
同じことに無数の角度から光を当ててもらうことによって、睡眠中に記憶に刻まれ続けていく
乱読していても健康的に熟睡し続けていれば大丈夫!
人間の脳はあなたが考えている以上に偉大
どんなに乱読しても、睡眠中に情報を整理整頓してくれる
●本の帯から流行のエキスをいただく
マーケティングで行き詰まったら本屋に行こう
最新の流行のエキスは、本の帯に印刷されているキャッチコピーに詰まっている
本の帯はマーケティングのエッセンス
帯を買うために本を買うくらいで丁度良い
●ゆっくり読むと早く読める
速読よりも、ゆっくり読むんだという心持ちで内容に入りこんだほうが、結果として速く読むことが出来る
数をこなしていくうちに、否が応でも読むスピードは速くなる
膨大な量の読書をして、仕事ができるようになって、社会的に成功すると、本を読むスピードをいちいち気にしなくなる
→ 自分の時間を自分で好きな様にコントロールできるようになるから
●会いたい人の本をすべて読むと、会った時にチャンスを掴める
自分が興味のあるジャンルしか読まないようでは、その著者が本当に好きであることにはならない
本当に会いたい人がいるなら、今からその日が来ることを想定して、1冊の例外もなく完璧に読み込んでおくこと
出会って開口一番にこう言う
「先生の本は◯◯冊全て読んでいます。この一言を伝えるために今日まで頑張ってきました」
第5章 ―本が磨いてくれる結果を出す「仕事力」―
●なぜその本を選んだか、がマーケティング
マーケティング…うわっ、コレ欲しい!と思わせるきっかけを提供すること
マーケティングの勉強はすべての人に必要
→ 関わる人達にうわっと喜んでもらえるようにしていくと、すべての仕事が面白くなる
あなたが膨大な本の中空何故選んだのかを考えよう
自分を知ることが真のマーケティングのスタートである。
●当事者意識・問題意識を明確にして読む
日常に起こったことを他人事としてではなく、自分のこととして捉えていく癖を人生の早い時期で身につけておこう
→ 自分ならあの状況でどうするだろうか? と考える
顰蹙を買っている人を見たら、まるで自分が顰蹙を買っているような気分に浸れることが、伸びるビジネスパーソンには必須。
気付く力…その人が背負っているリスク(当事者意識)に比例する
→ 会社という組織の中では、当事者意識の強い者順にポジション・給料が高くなる
当事者として読むとお値打ちになる
傍観者として読むと、割高になる
●外れ本を当たり本に変えられるのが知性
知性のある人は99%の人が「つまらない」とそっぽを向いてしまうものを、「コレは面白い」と飛び込んでいくことが出来る
→ 当たり前でありきたりのことに対して、当たり前に解釈しないことが知性のある人の特徴
読書…世の中から「当たり前」と「つまらない」をなくしていくこと
→ だから、本を読む人は謙虚
当たり前、つまらない…感謝を忘れている人の口癖
どうでもいいように見えることから、「ありがとう」と感じる瞬間に宇宙の真理に近づいていく
頭が良くなるということは、人生が面白くなるということ
本を読むほど、「つまらない」が「面白い」に変わっていく
●勝手に読み間違えていく人が、ドンドン挑戦し、成功していく
大人の国語では、読み間違えた者勝ち
→ どこにもそんなことが書いていないのに、勝手な解釈をして一人で興奮してアクションを起こす人が成功する
→ セミナーでも同様。話している内容とかけ離れたことを思いついて心臓の鼓動を高ぶらせ、思わず動き出す人が成功する
「根拠はなんですか?」と質問する人はチャンスを逃している
→ 根拠なんて自分で行動して痛い目にあってからしかわからない
→ 勝手に自己流に勘違いして、どんどんチャレンジするべき
人生は勘違いしたもの勝ち
勘違いし続けることがその人の才能
●本に書いていないことをあえて提案すると実力がつく
読書によって、突拍子もないアイデアに遭遇することがある
→ 本のアイデアを真似するときには、次の提案の付加価値内容を事前に考えておく
→ 自分流のアレンジをしていくために、知恵を絞る訓練も同時に行う
より付加価値を付けて世の中に還元していく
感動しても、そのまま真似をするのをぐっと堪える
耐えて知恵を絞ることが一生ものの宝になる
●「納得してみよう」とすると、仕事がうまく回る
人は成長すると納得できるようになる
⇔ 納得出来ないうちは、未熟者の証拠
→ 納得出来ないと言っている人はいつも貧しくで傲慢な人
→ 納得出来ないと言っている人は教えて貰う立場なのにふんぞり返っている
納得してみようという姿勢の人は、いつも豊かで謙虚な人
→ 世の中、納得したもの勝ち
納得してみようという姿勢で生きていくと、周囲が皆先生になって親切に教えてくれるようになる
人生はゴルフ場と同じ
→ 教わる人よりも教える人のほうが圧倒的に多い
社会人と学生時代の決定的な違い
→ 教えている先生が教わっている生徒よりも偉いとは限らない
→ 成功している人は生徒になることが出来る人だということ
→ → とてつもない知恵が集まってくる
読書をすると人は謙虚になる
今から納得させて頂きますと、感謝をしているから
●本を一冊の企画書として見立てる
本…企画書そのもの
企画書…究極的には1つのメッセージを伝えるための手段
すべてのビジネスパーソンは企画を考えなければならない
伸びている会社は企画室や経営戦略室に配属されている人以外の人も企画を考える
仕事≒企画
企画…関わる人達を昨日より幸せにすること
本を著者からの企画書と見立てて読んでみる
企画書を覗かせてもらうつもりで本を買うと驚くほど安い
企画書を読むつもりで本を読むとスイスイ頭に入る
●自分でもタイトルを考えると、本質をつく能力がつく
読了後、その本にタイトルを付けるとしたらどんなタイトルを付けるかを考える
本のタイトル…たいていは出版社が決めている
仕事ができるようになるためには、本質をつく能力があると鬼に金棒
→ 全てにおいて当事者意識を持って考える癖をつける
●カバーデザイナーを調べると、デザインの必然が学べる
ベストセラーを買った際には、誰がカバーをデザインしたのかを必ず調べること!
→ カバーに魅力の無いベストセラーは無い
タイトルとカバーはマーケティングである
→ 手にとってもらう → 立ち読みをしてもらう → 買うか否かの判断(この時に初めて内容が問われる)
ベストセラーのカバーデザイナーは、大抵極少数の同じ人物である
売れるデザインに偶然はない
そのことを右脳で理解する
●出版社をSWOT分析してみる
ベストセラーを毎年複数出している出版社は大抵決まっている
→ 出版社の規模は関係ない
→ 出版社のブランドで選んでいるのではなく、純粋に本という商品そのもので読者は購入を決めている
競争が熾烈な出版業界から学ぶことは盛りだくさん
翻って自分の業界や目の前の仕事にどう生かせるだろうか?
第6章 ―本が導いてくれるお金の不安から自由になれる「経済力」―
●本から得たお気に入りの言葉を見込み客にプレゼントする
この世で最高のプレゼント…時間と言葉
あなたの大切な命の時間を削って、言葉を書いて送る以上のプレゼントはこの世に存在しない。
→ 読んで感銘を受けた言葉はそのまま自分の好きな人に書いて送る
→ 「今日読んだ本にこんな言葉が書いてありました。あなたに贈ります。」
商品をアピールし続けることだけがセールスではない。
要らないものは要らない
→ 大切なのは必要なタイミングに声を掛けてもらえる状態にしておくこと
→ 人間は損得抜きで自分に感心を持ってくれている人に声を掛けたくなる
読書から得た言葉を見込み顧客にプレゼントする
1年後には好きな人と仕事ができる環境が整い始める
●その歳のベストセラーから琴線に触れた一言をメモしておく
ベストセラー…経済の動きのエッセンスが満載
経済…人間の心理の集大成が数値化されたもの
→ 人間の心理が見事に反映されたものこそが、ベストセラーになっている
人間の心理を把握できるようになるのは、お金を稼ぐための第一歩
→ 本気でお金を稼ぎたいなら、経営学よりも心理学を学べ!
ベストセラーには人間心理が満載
琴線に触れたキーワードがあなたを豊かにする
●本にかけたお金とその人の年収は比例する
この世で最も裏切らない投資は本代にお金を費やすこと
→ セミナーやDVDなども有効な投資ではある
1000~2000円で複数のその道のプロたちが関わっている知恵に触れられるのは、本以外に存在しない
情報→知識→知恵 へと時間をかけるほど進化していく
知恵は無限にお金になる。その代わりに時間が掛かる
手間ひまをかけなければならない本には、それだけお金になるヒントが詰まっている
世にでるまでに時間を費やされた分、知恵の価値は高い
情報と知識は無料だが、知恵の価値は上がり続ける
●本の買い過ぎで貧乏になった人はいない
どんなに本を買っても高が知れている
→ 本を買ったからという理由で自己破産することはない
1日に1冊読んで、年間300冊読破した人と、年間に1冊も読まなかった人ではとてつもない差になる
→ コミュニケーションがまともに取れるような差ではない
→ 社会人になったら、出来るでけ人生の早い段階で年間300冊のグループに属しておこう
本を読んだことがないという人には、貧乏人がたくさんいる
本を沢山買って行くと不思議な事が起こる
そのまま年収に反映されているという事実だ
●お金持ちが書斎を持つのではなく。書斎を持つからお金持ちになれる
多少無理をしてでも書斎を持つと年収が増える
→ 書斎で1人の時間を確保している人たちは出世してお金持ちになっている
無理してでも「知恵の倉庫」を持つ
宝くじよりも1億円に近づける可能性は高まる
●金持ち本を真剣に実行すれば、本当にお金持ちになる
すべての職業…人を幸せにすること、人を喜ばせること に集約される
あなたは自分の何を通して人を喜ばせるのかを考えなさい
周囲の目を気にせず、金持ち本を貪り読もう
自分なりの方程式がきっと見つかる
●いつも群がっている人は、真の成功者にはなれない
成功したかったら、群れないこと
成功者はいつも1人でいるか、例外的に二人でいる時は素敵な異性と一緒
成功者は一人で行動しているだけで、ちゃんと信頼できる親友がいる
→ だからいつも堂々と一人で行動することが出来る
群がっている人たち
→ 心底信頼できる親友がいないために、24時間365日ずっと不安で仕方がない
→ だから数で寂しさを紛らわす
成功者は1人で何をしている?
→ 読書をしている
→ 本を読んで常に自分の活かし方を考え、気づきを得ている
同じくらいの年収で、同じくらいの役職で、同じくらいの発送の人間同士がいくら群がって騒いでいても何も学ぶことはない
→ 最終的に「どうせ人生なんてこんなもんだな」と、傷を舐めあって終わるのがオチ
群れから抜けだして本を読もう
そのために一人の時間を必ずどこかで演出しよう
●お金が足りずに本が買えない悔しさを知っておく
お金が全てではないからこそ、お金持ちになろう
好きな本を好きなだけ買うことが出来るように
●知恵が溢れだすと、お金が集まらないようにするのが難しい
人は知恵のあるところに一極集中する
→ 世界共通の法則
→ そして、人はお金を運んでくる
人は知恵によってレゾン・デートル(存在意義)を表現する
→ 同じ人間同士でも、頭脳の格差によって序列を決めていくようになっている
頭脳…いかにして多くの人に幸せを提供することが出来るのか
→ この1店に人がお金をドカンと運んでくる
一度、「この人の頭からは知恵が次々に溢れてくる」と認知されると、知恵が続く限り人とお金の流れは途絶えることはない
→ 噂が噂を呼ぶように、お金がお金を呼んでくる
→ 知恵を溢れさせるためには、知恵の宝庫である本を貪り読む意外に方法はない
読書によって、あなたの頭のなかの知恵のコップを貯め続けよう
コップから知識が溢れだした瞬間、人とお金が殺到する
●本を読み続けると、一言で人を感動させられる
人を感動させることが出来る量は、年収にそのまま比例する
感動…期待の101%
満足…期待の100%
わずか1%の差の千種駅が、それぞれの年収の格差を10倍にも100倍にもする
極僅かな差を妥協して諦めてしまっては、永遠に豊かになれない
→ 僅かな差がいずれは天文学的な差になる
100%の満足というコップから一滴の水が垂れる瞬間、それが101%の感動へと進化を遂げた瞬間
→ この1%のために人は仕事をしている
→ この1%がなければすべての仕事は0点
→ この1%のために、圧倒的な読書をしておく
圧倒的な読書をしていると、自分では大した事を言ったつもりではなくても、勝手に周囲が評価してくれる瞬間がやってくる
→ これがプロである
100%と101%のための努力の差は極僅か
でも評価には無限の差がつく
第7章 ―本が加速させてくれる「成長力」―
●運命の本は辛い時にしか出逢えない
全てが悪循環の時こそ、読書のチャンス
→ 幸せの絶頂の時には、平和ボケしているので、本当の意味の読書は出来ない
読書の基礎力は、名もなく貧しい頃に育まれる
→ その頃に貪るように読み続けた経験が、後になって活きてくる
涙にむせびながらボロボロにして読み込んだ本こそが、あなたにとって運命の本
人生には2つの時期がある
→ 運命の本に出会うラッキーな時期 / 出逢えない冴えない時期
ドン底の状態こそ真の読書の好機
幸せの絶頂期に運命の本に出会う人はいない
●10年前に買った本を読むと、自分の成長度がわかる
過去に読んだ本を改めて読み返してみると、全く違う部分に線を引きたくなる
→ 過去の自分とは別人になったということ
→ 感受性が衰えていることに気付かされることもある
10年で自身が変化したのと同様に、本も別の本になる
捨てる前に1分だけ読み返してみる
10年前は見落としていた運命の1行に出会えるかもしれない
●夢の実現を早める読書法
全てにおいて学業的根拠を待っているようでは、学会を除いたすべての世界で成功できない
→ 待っている間に寿命が尽きてしまう
いくら人類が知恵を絞っても、この宇宙で解明できることはほんの一部
→ 自己啓発書で先取り学習をしていくのが良い
根拠を100%待つのではなく、30%の仮説思考で生きていく姿勢
じっと待っているのと、試行錯誤を繰り返しながら前進するのとでは、雲泥の差が生じる
夢の実現に必要なことは、チャンスが到来した時にモタモタして遅刻しないこと!
※折角のチャンスが到来したのに、遠慮して遅刻している人は大勢いる
お先にどうぞと言われたら、「ぞ」に被って突進する!
学問的立証をのんびり待っていると、学べることが限られる
学問的根拠を待っている人は、夢の実現に遅刻する
●著者のブログ・DVD・セミナーを体験する
特定の著者の本をすべて呼んでいくと、その著者の思考のDNAに触れることが出来る
→ 自分が壁にぶつかった時に、この著者だったらどう考えるだろうかという発想ができるようになる
著者の過去を丸暗記するのではなく、著者の未来を創造していく
→ 過去の丸暗記はお金にはならないが、未来の創造はケタ違いのお金に変身する
尊敬する師匠になりきって、24時間365日生きていくこと
→ それが成長する早道
●読書をしないと外見が劣化する
読書をすると顔つきが変わる
→ 男性は男前に、女性は美人になる
→ 読書をしている人同士なら、読書をしている人の顔つきは一瞬でわかる
20代までに脳みそに蓄積していたことは、30代になると表情に露呈される
本を読まない人は、20代では自慢だった容姿が30代に突入する頃には見るも無残にドンドン劣化していく
本を呼んで脳みそをフル回転させている人は、全身の細胞が活性化して、輝きながらオーラを発していく
若返りたかったら、読書に限る
モテたかったら読書に限る
●好きな著者になりきって注文のない原稿を書いてみる
本に育てられた人は、是非、本に恩返しをするためにも自身で本を書いてみる
膨大な読書をしていくと、今度は必ず自分で発信して行きたくなるのは健全な証拠
難しいことを優しく書くのは、書いている本人が分かっていなければ出来ないので難しい
すべての職業は難しいことを易しく伝えること
無味乾燥な社内文書や資料作成は作家になりきって書こう
仕事が捗る上に、本を書く練習にもなる
●今までならありえない本も1年に1冊は買ってみる
人生がどこかマンネリ化してきたら、自分の枠を広げること
→ 行き詰まりを打破するためには、閉じこもるのではなく枠を広げることが重要
大切なのは、非日常なもを買って家に持って帰るということ
人生から「ありえない」をなくしていくことが大人の勉強
大人の勉強のライバルは、子供時代の自分
●早朝読書は脳のラジオ体操
社員全員が朝の読書を習慣化している会社は成長し続ける
→ 早朝の営業会議や予算会議よりも読書をしたほうが業績は上がる
早朝は脳が最も整理整頓されている状態
→ 読書することによって高い知恵が生み出される化学反応が起こる可能性が高い
どんなジャンルの本でも良いので、読んで、それを伝える訓練を継続していく
●1年後の講演を想定しながら読書してみる
大した実績がなくても人前で講演することは、実はそれほど難しいことではない
コツ①…無償で引き受けること
コツ②…何か1つ特徴を訴求すること
→ あちこちのセミナー団体講師に登録しておけば1年以内に人前で講演できる。
→ できるだけマイナーな分野で、自分が興味のあることや多少でも実績のあることで特徴を出す
特徴が決まったらそれに関する本を片端から読み続ける
講演を目標にすると、成長は早い。
読書・仕事・講演が善のスパイラルを生み出す
●著者のプロフィールから人間観察力を磨く
著者プロフィール…著者本人、出版社、他の協力者によって、何度も加筆修正をされたもの
一般に、読者は自分より格下だと判断した著者の本を買うことはない
プロフィールは著者のブランド&信頼
どんな人が受け入れられやすいか
なぜこの著者は生年月日を公開していないのか
なぜこの著者は卒業大学名を公開していないのか
この著者が大切にしているものはなんだろう?
著者プロフィールにはきちんと目を通す&そこから多くを学ぶ
第8章 ―人生を変える本の「買い方・読み方」―
●「まえがき」の面白い本を選ぶ
本はまえがき(プロローグ)が最も面白い
ビジネス書や自己啓発書は、まえがきをピークにして段々ボルテージが下がっていく
本はまえがきで選ぶ
まえがきを超える内容の本は存在しない
●1分間立ち読みして、1ワードでも引っかかれば買う
内容の見出しにざっと目を通して、心の琴線に触れる言葉が一言でもあるか?
→ 1分で見つけることが出来なければ、現段階では何時間粘ってもその本から琴線に触れる言葉は見つからない
途中でつまらないと感じた本は、読むのを止める
やめること=より上質の新しい出会いを求めていくための勇気ある行為
●好きなテーマを好きなだけ読む
本音で好きなことのために勉強したことは一生忘れない
すぐに覚えられることが自分にとって向いている勉強
自分の好きなことをとことん極めようとするだけでいい
そうすれば、つい専門的なことを勉強しているあなたがいる
●内容よりカバーで決めても良い
カバーがダサい本は内容も面白く無い場合が多い
カバーの洗練度合い≒内容の洗練度合い
タイトルやカバーは本の内容をそのまま反映している
→ 人の顔や体型が見事にその人の内面を表しているのと同じ
素晴らしい内容だと判断したからこそ、一流のデザイナーや看板編集者が担当したという理由も考えられる
カバーデザイン…内容を最高に演出したもの
カバーのデザインで本を選ぶのは正しい
カバーデザインはほんの内容をそのまま反映している
●風評に踊らされずに1%の面白い本に出逢う
どんな世界でも面白い作品は1%
→ 100冊読んで1冊
→ 1000冊読んで10冊
仕事についても同様
→ 1つの面白い仕事に出逢うために100の仕事を芸術的にこなす
→ 10の面白い仕事に出会いたかったら1000の仕事をこなせばいい
本を読んでいない人は「○○はつまらないらしい」と言う
→ 読んでいないので「らしい」という噂話しか出来ない
一般論に躍らされるのは、自分で考えていない証拠
読書すれば、自分で考えて自分の意見を述べることが出来る
●どんな1冊にも10万円の価値があると心得る
「本は安い」と直感で理解できる人だけが本を買えば良い
→ そのためには知性が必要
知性…著者がこれまでの人生すべてを掛けて培ってきた知恵の集大成を、惜しみなく披露してくれていることを感じること
→ 著者がその本に書いてある知恵を披露するまでに掛けた時間とお金を想像してみる
高額な本には、内容のハズレが確率的に少ない
本には10万円の価値がある
1000円も3000円も1万円も誤差の範囲内
●本を買った瞬間に目的の半分以上を達成している
人は決断する度に記憶力が鍛えられる / 決断しない人は記憶力が低い
→ 自腹でお金を払って購入した瞬間に、事前情報がすっと記憶に残る
→ → だから、本は身銭を切って購入するほうが圧倒的に学べる
読まなくても身銭を切って所有したその事実に意味がある
書店で琴線に触れた思い出を触れた思い出を持ち帰るだけで目的達成
●20代のうちに、30代、40代の予習をしておく
人生の節目に関するテーマの本…危機意識を芽生えさせる仕掛けが沢山あり、エキサイティング
人は自分が読んだ本のような人生を歩む
学校でしたように、社会人になっても人生の予習をしよう
本で読んだようなことが、現実にも次々と起きる
●本に遠慮せず、使うことで内容に入り込める
×…本は丁重に扱うべきであるという固定概念
自分の本として仕立てあげ、汚していく
持ち主の役に立つことが本にとっての使命
購入した本は所有者が自由に使う権利がある
必要なページを破って他は廃棄してもよい
●積読本は枕元に置く
眠くなるまでの間、読書タイムを神様からプレゼントしてもらったと感謝する
積読になっている本をすべて枕元においておく
積読の量が減る上に、うっかり眠くなれば儲けもの
あとがき
辛いことがあった際にすぐに群がらない
→ その事実を受容する
沢山本を読んでいると、愚痴を言わなくなる
→ 読書とはネガティブな愚痴を聞いてはくれない
→ ポジティブな考え方を著者と一緒に考えざるを得ない
ポジティブな考え方を自分なりに見つけ出せる人は、一人でも輝ける
→ 一人でも輝ける人だけが、別の一人で輝いている人と出会うことが出来る